警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、31日 単位・レベル)
70歳代の検挙者が増加
【治安うんちく】
振り込め詐欺などの特殊詐欺で高齢者の被害は減少しているものの犯罪を犯す高齢者が増加している。
高齢者の事件と言えば、東京・江東区の79歳になる自治会長が中学2年生の少女に1万円を渡してみだらな行為をしたとして警視庁に逮捕された。
松山市では、「姉が家に火を付けると言っている」と110番通報があり、警察官が駆け付けると70歳の女性が火を放ったとして放火の容疑で現行犯逮捕された。
さらにコンビニで面識のない女児(4)の頭を平手打ちしたとして、76歳の男が愛知県に逮捕されるなど、高齢者の犯罪が目立っている。
警察庁によると今年7月現在の重要犯罪の検挙者で犯行時の年齢が前年に比べて増加したのは70~79歳の70代。
年代別で前年に比べて最も減ったのは20代で962人の検挙者で前年より-52人。次いで14歳から19歳が検挙者480人で同-69人など各年代で減っているのにどういうわけか70歳代が32人も増えて163人だった。
増加した高齢者については男が28人で女が4人と圧倒的に男が多かった。罪種別でも殺人が7人増えた。さらに強盗が+9人、放火が+4人、強制性交が+1人、略取誘拐が+2人、強制わいせつが+9人とほとんどの罪種で増加している。
しかし高齢者に被害が多い特殊詐欺では犯人として70代の高齢者が149人も逮捕されたが29人も減っている。
さらに、侵入盗や自動車盗、ひったくり、すりなど重要窃盗犯になると20代が多く58人も増加して1513人だったのに対して70代は156人で26人減っている。
減少もあるが殺人や強盗などの凶悪犯の増加はいただけない。
【事件】
30日午後、東京・江戸川区西小岩の路上で路上で18歳の少女がナイフで切り付けられる事件が発生した。少女は命に別状ないが、刺したのは19歳の知人の少年で逃走している。タクシーで逃げたというから、やはり少年は少年なのかも知れない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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