警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル)
高齢者の歩行中が多い
【治安うんちく】
また観光バスの交通事故が起きてしまった。18日午後、北海道清水町の国道で、観光バスが道路脇の草むらに数㍍落下して横転。子供を含む乗客、乗員49人のうち、約40人が病院に搬送された。
バスの事故と言えば昨年1月、長野県軽井沢町のスキーバス転落事故。65歳の運転手が時速96㌔でガードレールに激突して道路脇に転落し、乗客の大学生ら15人が死傷した。
この事故を含めて貸し切りなどのバス事故が多いため安全対策を進めてきた。それでも法令順守が徹底されない業界の現状が浮き彫りとなったため、国土交通省は22日、貸し切りバスにツアー参加者を装った調査員を乗せて法令違反などの調査に乗り出すことを明らかにした。
この「覆面調査」だが、もう一部で報道されており、もはや「覆面」と言えない。
警察庁によると今年の交通事故の発生や交通事故死者数が依然として減少傾向にある。7月現在の発生件数は26万8965件で前年より1万0709件の減少。
死者は1989人で前年より132人も減った。今年上半期(1~6月)の死者数が1675人で平成14年以降15年間で最も少なかったのでそれをさらに下回る。
状態別では自動車乗車中が全死者数の35.3%と最も多く、次いで歩行中は33.7%、自転車乗用中が13.7%だった。
但し65歳以上の死者が54.1%と半数以上を占め、75歳以上の高齢者の死者数のうち47.5%は歩行中の事故だった。
死者数のランキングでは愛知の106人を頭に埼玉の97人、東京の90人、兵庫の86人、千葉の85人と続いた。
「事故が多い」という単なる数字ではなく、原因を分析して高齢化社会の交通のありかたの方向性を示すことが大事でなかろうか。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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