警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
泥棒は防犯カメラで防げ
【治安うんちく】
今年もまもなく夏が終わろうとしている。秋と言えば泥棒の多いシーズンと言われている。警視庁などでは防止策として補助錠の取り付けや窓ガラスに防犯フィルムの貼り付けなどを指導している。
そんな中、愛知県警では多発地域を中心に集中的に防犯カメラの設置に取り組んでいる。侵入盗の認知件数が、10年連続で全国最多という汚名を返上することだという=日本経済新聞電子版。
警察庁によると今年7月現在の侵入盗の認知件数は4万2588件で前年より1415件減少した。
ランキングは愛知が3977件、千葉が3224件、東京が3020件、大阪が2993件、神奈川が2704件と続く。愛知は侵入盗の中でも住宅侵入泥棒がワースト1なのである。さらに自動車盗やひったくりなどの重要窃盗犯でも大阪の4633件を抜いて4952件とやわりワースト1だ。
全国の検挙率は53.1%で、前年より1.2ポイント下がった。ランキングは山形の129.5%、長崎の122.6%、青森の100.8%、岩手の100%、大分の94.4%の順。
これに対して低かったのは大阪の22.9%、山梨の25.1%、茨城の24.8%、千葉の32.8%、沖縄の35.6%など。
全刑法犯のなかで7割を占める窃盗犯。その中でも侵入盗は11.2%も占めている。このため各県警は趣向を凝らした対策を実施しているが、東京・小金井市の東町では、マンションや戸建ての入り口にそれぞれが30~40センチ四方の看板を出している。そこには「あやしい人を見かけたら すぐ110番」と書かれている。白地に黒文字で書かれており、日中は人通りが少なく、各戸が塀の外に設置してあり非常に目立つのだ。
小金井市は警視庁管内でも侵入盗の3月現在の認知件数は4件で周囲の町田市や小平市より少なく、しかも前年同期より7件も減らしている。
警視庁が掲げている泥棒対策のひとつに「地域の目で街を守りましょう」がある。やはり防犯は警察だけでなく民間の協力が大事なことのあらわれだろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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