警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
組織はひとつだけだ
【治安うんちく】
国民を犯罪から守る―すなわち犯罪を無くすることが警察の大きな目標であり責任でもある。しかし事件が起きてしまつた場合は、犯人を検挙して国民に安心感を与えることも重要な責務だ。
発生に対して検挙した割合を検挙率という。それで警察の力量が分かる。しかし事件内容も違うほか様々な条件もあり、必ずしも「力量」と言えないという意見もあるが…
警察庁によると今年7月現在の刑法犯の検挙率は34.8%で前年に比べて1.7ポイントアップした。最も高かったのは凶悪犯で85.2%。特に殺人は95.7%もあった。次いで粗暴犯の80.0%、風俗犯の71.0%、知能犯の42.8%、窃盗犯の30.6%と続くが、この中で乗物盗が8.8%と極めて低かった。
戦後の警察史上で検挙率が最も高かったのは昭和60年の64.2%。次いで同62年の64.1%、同39年の63.9%と続くが、昭和の時代に最も低かったのは同44年の53.8%だった。
これが平成に入ると13年には19.8%と戦後最低を記録。平成12年から16年までは20%台が続き、平成の最高の数字は元年の46.2%だ。
昭和の時代と比べて検挙率は落ちるし、取調室は人権優先で供述が得られないは、検察の起訴率は落ちるは…犯罪撲滅の負の要因が多すぎる。
しかし、警察組織はひとつしかない。警察と国民が一体になり安全、安心を守ることが必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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