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2017年7月29日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2


首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル) 
寄る年波には勝てなかった老すり犯
【治安うんちく】

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 泥棒は泥棒でもテクニックが必要な泥棒と言えばすり。歴史は古いが平成19年には年間の認知件数が1万0220件もあったが28年には3677件になるなど年々減少し続けている。
 そんな中でこのほど東京・葛飾区で行われた花火大会の会場で83歳の老すり犯が逮捕された。
 83歳というから技術的には熟練だったのだろう。警視庁捜査3課刑事などの間では「平場の酉蔵」と呼ばれていた。その男が女性の紙袋に手を入れ、現金などを盗もうとしたのを周囲の人にみつかり御用となったもので、かなり腕が落ちていたもんだ。やはり、寄る年波には勝てなかったのだろう。
 警察庁によると今年上半期のすりの認知件数は1786件で前年より160件の減少。ランキングでは東京の821件、大阪の369件、千葉の70件、埼玉と兵庫の59件の順。発生が無かったのは山形と和歌山。逆に前年に比べて増加したの大阪の41件、起用との21件、福岡の15件、宮城の14件など。
 全国の検挙率は24.2%で前年より12.3ポイント下がった。
 高かったのは山口の300%を筆頭に奈良の200%、静岡と沖縄の133.3%など100%超えが9県あった。
 しかし、広島の9.1%、東京の11.8%、大阪の14.1%、愛知の14.5%、茨城の15.4%などに加え、発生があって検挙が0の県が栃木、群馬、山梨、三重、鳥取、宮崎と6県もあり、全体的に検挙率を下げている。
 「平場の酉蔵」のような、常習犯を捕まえないとなくなることは無いようだ。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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