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2017年7月18日 (火)

相次ぐ電線窃盗 背景に銅価格の高騰 夜間の郊外監視困難(18日)共同

道内で今年、電線が盗まれる事件が10件以上相次いでいる。被害に遭った長さは計5キロ以上に上るが、人目につきにくい郊外の農村地帯や空き家周辺の電柱に架かった電線が夜間、狙われており、対策は容易ではないという。盗難が相次ぐ背景には、電線に使われている銅の取引価格の上昇があるとみられ、道警は転売目的の窃盗事件とみて警戒を強めている。
 「復旧するまで仕事は自家発電機でしのぐしかなかった」。滝川市で建設会社を経営する40代男性が、事件を振り返る。男性は6月14日朝、自社の作業場敷地内の電柱に架かった電線約500メートルが切断され、なくなっているのを見つけた。作業場があるのは畑や住宅が点在する地域で、人通りは少ない。作業場の停電は翌日まで続いたといい「また盗まれたらと思うと恐ろしい。一日も早く解決してほしい」と訴える。
■いたちごっこ

 道警によると、2月下旬~6月下旬の被害は、滝川市や苫小牧市、空知管内新十津川町などで分かっているだけで13件。狙われたのは住宅街や交通量の少ない場所が大半で、一度に長さ約1キロにわたって盗まれたケースもあった。このうち後志管内岩内、共和両町などでは、建設会社の敷地や工事現場に保管してあった電線が盗まれた。
 捜査関係者は「感電のリスクがあるため、一定の知識や技術を持った人物の犯行」とみる。高所作業車など特殊な機材を使用している可能性もあるという。
 北海道電力によると、電線が盗まれる被害は以前からあり、過去5年間の被害は年間数件~20件ほどで今年はそれを上回るペースだ。同社は「盗難場所周辺はパトロールして警戒を強めるが、目の届きにくい所ばかり狙われるため、いたちごっこが続いている」と明かす。
■盗品区別つかず

 全国の電線製造業者などでつくる日本電線工業会(東京)は「銅の価格が上昇すると、電線の窃盗が多発する傾向にある」と指摘する。同会によると、今年7月の銅の平均取引価格(12日現在)は1トン当たり71万円。昨年7月は55万円だったが、昨年11月ごろから徐々に上昇して1・3倍に値上がりした。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0421754.html

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