警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
大胆な泥棒事件続発
【治安うんちく】
23日から24日にかけて覆面したりバールのような道具を使った窃盗事件や強盗事件が相次いだ。
23日夕には、群馬県高崎市で腕時計販売店にバールのようなものを持った2人組の男が押し入り、たたき割ったショーケースから腕時計4000万円相当が盗まれる窃盗事件が発生した。当時、店内には4人の従業員がいたが逃げて無事だった。あの爆窃団を思い出させる荒っぽい手口だ。
東京都内や神奈川県内では今年に入って、バールを使った窃盗事件が80件以上相次いでいるという。
さらに24日午前5時ごろ神奈川県川崎市のリサイクルショップに覆面の2人組の男が侵入しようとしているのを近くの住民が110番通報。警察官が駆け付けたが、現場から現金100万円などが入った金庫が盗まれていた。金庫は現場から2キロほど離れた路上で発見されたが空だった。
このほか大阪府枚方市で24日未明、コンビニ強盗が3件相次ぎ被害額は計約23万円にのぼるなど、2日間に全国で凶悪事件が相次いだ。
侵入盗は自動車盗やひったくりなどとあわせて治安情勢を観察するうえで指標となる重要窃盗犯。警察庁によると今年上半期(1〜6月)の重要窃盗犯認知件数は4万5275件で前年に比べて2488件も減少した。
この中で今回のような侵入盗は3万6819件だが前年比−1043件。うち住宅侵入は1万8104件で−1324件。その他侵入盗が1万8715件で、こちらは281件も増えている。
重要窃盗犯のランキングでは愛知の4242件、大阪の4026件、東京の3729件、千葉の3612件、神奈川の2960件の順。
全体的に減らしているなかで神奈川が358件、静岡が266件、岡山が142件、岐阜が132件、兵庫が112件増加した。
一方、検挙率54.0%の都道府県ランキングでは岩手の146.8%、長崎の125、2%、大分の110.0%、青森の92.0%、福岡の89.4%と続いた。
低かったのは山梨の19.2%、大阪の22.2%、長野の36.0%、新潟の37.7%、福島の38.1%など。
日本人だが、中国残留孤児2世らで作る不良グループ「怒羅権」の元リーダーの男が、逮捕されるなどなにやら不穏な空気を感じる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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