警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル)
安寧のために
【治安うんちく】
匿名通報ダイヤルなる制度があるのをご存じか?
暴力団が関与する犯罪や組織に打撃を与えるような事件情報や組織実態に関する情報。例えば「対立抗争事件に関わる情報」「賭博、覚せい剤取締法違反及びノミ行為」。今問題になっている「振り込め詐欺」。防犯ビデオで映像が公開されることの多い「強盗」。さらには「企業・行政対象暴力」「みかじめ料や用心棒料の要求」。「薬物の所持や譲渡、又は譲受け」。輸出入情報や製造、栽培等などの情報を受け付けている。
中でも振り込め詐欺のように被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座へ振り込ませたり、受け子が受け取るなど不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(現金等を脅し取る恐喝を含む)に関する情報を求めているもの。検挙に結びつく有力情報には賞金も支払われる。
警察庁によると平成28年度に通報を受理した件数は2万0271件。前年度の約1.8倍にあたり過去最多を更新したという。
暴力団の組織犯罪など7種の対象犯罪のうち、最高10万円の支払いが対象となる有力情報は、4年連続で30件を超えた。
内容的に最も多かったのは「薬物・拳銃」の2557件。これに「少年福祉」の733件、「児童虐待」の612件、「特殊詐欺」の247件、「人身取引」の182件と続いた。
このうち検挙に発展した通報は31件で、特殊詐欺のアジト摘発に貢献したものもあったという。
警察は犯人を検挙して身柄を拘束する権限があっても情報に勝るものはない。国家の安寧は警察だけでなく国民ひとり一人が協力しあうことが必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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