警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
地域社会崩壊の要因だ
【治安うんちく】
新興住宅地の袋小路で子供を遊ばせる際にその騒音がうるさいと近隣同士のトラブルが問題になっている。一部では「道路族」と呼ばれ、中には裁判や刑事事件にもなっているという。
昔から「子供は良く学び良く遊べ」と言われていた。学習は緊張や拘束を意味するもので、その場として学校がある。
これに対して「遊び」は解放や放任を意味する。子供たちがなんの拘束も受けずに遊びを通じて、自主性を回復し人間としての主体性を保持できるのだ。その子供たちから遊び場を奪ってどうする。
警察庁によると昭和58年に刑法犯で検挙された少年は19万6783人もいた。年々減少を続け平成に入り3年には14万9663人、24年には6万5448人と10万人を割り、28年には3万1516人と昭和からみれば激減している。
しかし、それでも3万人もいる。そして最近の子供事件の特徴と言えば年少化が著しく、しかも凶悪化している。問題なのは「すぐキレる」子供が多くなっていることだ。
事件を起こすのは子供たちの叫びだ。何かを求めていても表現ができない場合もあれば間違った行動に出ることもある。不器用なんだよ。
昔もキレる子供はいた。しかし、地域の子供たち同士の交わりや地域の人から多面的な子供像を教えられるのが緩衝剤になっていたんだ。これが地域社会の繋がりだ。
器用にするためには多くの人と接し心を広く豊にすることが大事だ―そのひとつが遊びなんだ。なんで理解してあげられないのか!まさに地域社会の崩壊だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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