元TBS記者への逮捕状執行されず、野党が検証求める(3日)TBS
性犯罪を厳罰化する刑法改正案が衆議院で審議入りしました。2日の質疑で野党は、元TBSテレビ記者のジャーナリストに対し、女性への準強姦容疑で逮捕状が出たものの、その逮捕状が執行されなかったことについて、経緯を検証するよう求めました。
「当の捜査機関が逮捕状をもみ消してしまうからです。私はあのときに感じた脱力感を今でも忘れることができません」(詩織さん 先月29日)
逮捕状がもみ消されたとして、先月29日、検察審査会に審査の申し立てを行った28歳の詩織さん。詩織さんはおととし、元TBSテレビ記者でフリージャーナリストの山口敬之氏と都内の飲食店で食事をしたり酒を飲んだりした後、記憶がなくなり、その後、ホテルに連れて行かれ、乱暴をされたと訴えています。
安倍政権の内幕を記した「総理」などの著書がある山口氏。その山口氏について、警視庁が詩織さんへの準強姦容疑で捜査した結果、去年7月、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分としていました。山口氏はJNNの取材に対し、「私は法に触れることを一切していません。ですから、警察・検察の1年以上にわたる調査の結果、不起訴になりました」としています。
一方、捜査の過程で警察署が山口氏の逮捕状をとったものの、当時の警視庁刑事部長の指示で逮捕直前に逮捕状が執行されなかったことがわかっていて、2日の国会で取り上げられました。民進党は、管轄の警察署を超えて警視庁幹部が判断したことには元警察関係者からも疑問の声が上がっているとして、検証を求めました。
「国家公安委員長には、この事件について捜査のいきさつを検証し、説明する責任があります」(民進党 井出庸生衆院議員)
「警視庁において必要な捜査が尽くされ、また検察庁で不起訴処分となっていることなども踏まえ、検証を行うことは考えていません」(松本純国家公安委員長)
松本純国家公安委員長は、「警察署が行っている捜査に関して警察本部が適正捜査の観点から指導を行うのは通常のことだ」と述べ、問題はないとの考えを示しました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3069385.html
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