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2017年6月29日 (木)

無罪への扉、原口さん今度こそ 大崎事件・再審決定、「ありがとう」と涙(29日)西日本

38年間一貫して無実を訴えてきた原口アヤ子さん(90)に28日、裁判をやり直す可能性が示された。取り調べでも、有罪になって服役しても「あたいはやっちょらん」と言い続けた「鉄の女」。その老いていく姿を目の当たりにしてきた弁護団や支援者は安堵(あんど)の表情を浮かべつつ、再審開始が1度覆された経験があるだけに「今度こそ」と気を引き締めた。
 待ちに待った「決定」を裁判所で聞くことはできなかった。固い意志で冤罪(えんざい)を訴え続けてきた原口さん。それでも、その歳月は重く、老人ホームで暮らす今は歩くこともままならない。この日は、待機先の鹿児島県志布志市のホテルで決定を聞き、車いすの上で何度もうなずき、涙を浮かべた。弁護団からの電話に「ありがとう」「ありがとう」と声を振り絞った。
 1979年10月に逮捕され、取り調べで机をたたかれたり、暴言を吐かれたりしたこともあった。しかし孤独な取調室や刑務所で、その心が折れることは一度もなかった。81年に殺人と死体遺棄罪で懲役10年が確定。服役中「反省文を書けば仮出所できる」と刑務官に勧められたが、「やっていないのに反省できない」と主張を曲げず、刑期を耐えた。無実を訴える手紙を弁護士らに出し続けた。
 90年の出所後、鹿児島地裁の法廷を訪ねた。大崎事件の10年前、同県鹿屋市で起きた殺人事件で無罪判決を勝ち取った八尋光秀弁護士(福岡市)に会うためだった。当時は無罪が確定した男性の国家賠償請求訴訟を担当していた。あたいも無実だ-。原口さんの思いが裁判のやり直しを求めて動きだした。
 ただ「再審」の扉は厚く、開きかけてもはね返されてきた。「犯罪者のままでは死ねない」。原口さんは街頭でマイクを握り、「無実の罪」が認められぬ怒りや苦しみを訴え続けた。
 今月10日、支援者の自宅で開かれた卒寿祝いの会で原口さんは自らつづった色紙を胸に抱き、決意を示していた。「私は無実です。死ぬまで頑張ります」=2017/06/29付 西日本新聞朝刊=http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/338922

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