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2017年6月30日 (金)

警官による取り押さえ死訴訟 テレビ局の音声を証拠採用(30日)朝日

鹿児島市の路上で2013年、警察官に取り押さえられて死亡した男性(当時42)の遺族が起こした国家賠償請求訴訟で、テレビ局が撮影した現場の映像の音声データを鹿児島地裁が証拠採用した。6月28日付。鹿児島地検が見せた映像を録音した遺族が証拠として採用するよう求めていた。
 遺族側代理人の弁護士によると、音声データの元になった映像は鹿児島県警の警察官に同行取材していたテレビ局関係者が撮影。男性を取り押さえる場面の一部始終が映っていた。事件後に県警が押収し、鹿児島地検が保管している。
 地検が15年3月、映像の一部を遺族に見せた際、遺族が音声を録音していた。音声データには警察官の会話や男性のうめき声などが記録されているという。
 遺族側は国賠訴訟で、映像を証拠として開示するよう求めたが、検察側は拒否。遺族側は昨年8月、音声データを持っていることを明かし、証拠採用するよう地裁に求めた。
 地裁は昨年12月、元の映像を提出するよう検察側に命じた。しかし、福岡高裁宮崎支部は今年3月、「報道の自由や当事者以外のプライバシーが侵害される恐れが高い」として地裁の決定を取り消した。
 服部孝章・立教大名誉教授(メディア法)は「テレビ局がとった音声を裁判に使用するのは報道目的ではないので、一般的に問題があると言える。しかし、証拠収集能力がない遺族側の真実究明の思いをくみ取った今回の決定は一概に悪いとは言えない」と話した。
 男性は13年11月、鹿児島市の繁華街・天文館で起きたけんかの現場で、警察官数人に地面に押さえつけられて制圧され、胸腹部圧迫で死亡した。制圧に関わった警察官のうち2人は業務上過失致死罪で罰金30万円が確定した。
 遺族は15年10月、県を相手取り、9160万円の損害賠償を求め提訴した。(大崎浩義)

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