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2017年6月 5日 (月)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル) 
もうひとつの捜査ツール
【治安うんちく】

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 東京・世田谷区の国道で2日夜、70代の男性が倒れているのが発見された。男性は頭や腕を骨折するなどの重傷。警察は目撃情報などからバスが関与しているとみて、運転手を任意で事情聴取。一方で車載のドライブレコーダーの映像を調べたところバスの左側面に接触する様子が映っており、ひき逃げ事件としてさらに捜査を進めているという。
 映像保存型のドライブレコーダーは警察庁が平成19年度から20年度にかけて記録映像を一般の事業所で活用するための調査研究を行ってきた。そして交通事故を起こしてしまった場合の捜査に活用することとなった。
 ところが、ここにきて防犯カメラと同様にドライブレコーダーは刑法犯事件の捜査にも効果が出てきた。
 警察庁によると平成28年上半期に全国の警察が摘発した刑法犯のうち容疑者が死亡した場合などを除いた総数の5・3%に当たる5799件が防犯カメラやドライブレコーダーの画像が容疑者特定の端緒となっている。
 兵庫県では刑法犯事件の7.8%が防犯カメラ、ドライブレコーダー映像が容疑者割り出しに力を発揮したという。
 そう言えば、今年3月に千葉県松戸市で小学女子生徒が殺害された事件では、逮捕された保護者会の元会長の犯行の裏付けとして効果があった。
 さいたま市で発生したタクシー強盗事件ではタクシー車載のドライブレコーダーが犯人逮捕の端緒となり、大阪府で発生したひき逃げ事件でも残された映像を元に犯人が割り出された。
 最近の殺人事件もそうだが被害者と被疑者の因果関係のない事犯も多いうえ、路上での強盗やひったくりなど突発型の犯罪も多発傾向にあることから、防犯カメラと合わせれば捜査に威力を発揮していることは間違いない。
 残念ながらドライブレコーダーだけの数字は見当たらないが、捜査に効果が出ているということは犯罪の予防にも効果が出るものとして期待したい。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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