警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(30、1日 単位・レベル)
声無きに聴き 形無きに見る
【治安うんちく】
平成8年に栃木県市貝町で布団袋に入った男性の遺体が見つかったが、21年経った今も身元が分かっていない。このため栃木県警はこのほど情報提供を求めるチラシを配った。
発見当時、腐乱が激しく身元が分からなかったが、ズボンのタグに「トナリ山本」という文字があり、公開したところ千葉市内のクリーニング店が名乗り出たが、その人物についてはいまだに特定できていない。
警察庁によると全国で平成28年に家出など不明者として届けを受けた人数は8万4850人もいる。うち64.4%にあたる5万4664人が男性。35.6%にあたる3万0186人が女性だった。
年齢別にみて一番多いのは10代の1万7118人、次いで20代の1万6038人、30代の1万0495人と続き、70歳以上が1万9707人で全体の23.2%にもなっている。
行方不明者の受理数の年間推移をみると、統計のある昭和31年の8万5719人以降は8万人台で推移。41年に9万人を超えた。それ以降は増減を繰り返し58年に11万5236人と最高を記録。
その後は9万人から8万人台を繰り返し平成13年には再び10万人台になり、28年には8万4850人となった。同年はこのうち8万3865人の身元が判明している。
栃木県警の事件があった平成8年には8万5157人の届け出があったが7万7127人は確認できている。
小欄が警視庁捜査1課を担当していた昭和60年代に〝穴掘り〟と呼ばれている部署があった。第2係で行方不明者の中から事件に巻き込まれた人を割り出して、捜査する専門の班だった。
多くの不明者は埋められていて、遺体を掘り起こしてはじめて殺人事件と認定されることから〝穴堀り〟と言われていたもの。
まさに「声無きに聴き、形無きに見る」なのである。すべてが極秘で行われ、犯人検挙で明らかになるので、報道の特ダネ合戦が多かった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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