警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
賭博行為は減少傾向にある?
【治安うんちく】
大阪・ミナミの雑居ビルで開帳していた闇カジノ店が大阪府警に摘発された。府警は26日正午前に約170人態勢で打ち込みして経営者と店員の男計10人を賭博開帳図利容疑で、踏み込んだときに店内にいた客の男女15人を賭博容疑で逮捕した=朝日新聞。
バカラ賭博による虚偽の損失補填名目に50万円相当の金品をだまし取ったとして、35歳の男ら4人が警視庁に詐欺容疑で逮捕された。
4人は東京都台東区のマンションでバカラ賭博を行っているように偽装。都内の27歳の男性を「(賭博の)客の紹介者になるとその客が負けた場合の報酬を払う。店は負けない」と誘う。ところが今度は「店が負けた」と偽り、逆にその損失補填として現金を騙し取るのが手口だった=産経新聞
我が国では「賭博」は刑法で禁じられているが、今、カジノ法の成立にともない構想が進められている統合型リゾート施設区域内での賭博が例外的に認められることになる。
現在は違法の賭博行為。昭和の時代に比べれば認知件数が激減しているのだが、認められることになれば、果たして違法賭博は無くなるのだろうか…
警察庁によると平成28年の認知件数は365件で前年より95件の増。しかし、今年に入り5月現在で50件とペースはダウンしているかのように見える。
過去に遡ると昭和57年には3025件あったが同59年には2325件、同63年には1970件と減少。平成元年には1559件、同4年には1081件と減り続け、同25年には遂に123件まで減少した。
その賭博が今度は堂々とできることになる。
日本人は博打好きが多く、稼業とするヤクザ「博徒」も存在した。幕末期から明治にかけて清水港(現在は静岡市清水区)に任侠道でおなじみのの清水次郎長親分がいた。その子分に森の石松―大酒飲みで喧嘩好き、おまけに博打好きの渡世人だった。
彼は静岡県周智郡森町に生まれたとされており、その森町には石松の墓がある。曹洞宗の寺院「大洞院」だが、かつては墓石の欠片を持ち帰るとギャンブル運が上がるとして大勢の博打好きが押しかけていたという話しもあり、まだまだ博打好き人間が多いようだ。
博打は一種の〝中毒〟のようなものでカジノが解禁になれば、森の石松ではないが依存症患者対策も求められばかりでなく、当然、収入を狙った外国人マフィアの登場も予想され日本の暴力団の動きと合わせて警戒が必要になるだろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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