警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
治安悪化が懸念されるのは…
【治安うんちく】
泥棒と言ってもいろんな泥棒があるものだ。家の中に侵入して金品を盗む者もあれば、橋の欄干の標示板や電線、農家が丹精込めて育てた農産物、海の中の資源まで〝手当たり次第〟とはこんなものだ。
そんななかで、栃木県佐野市で初期消火用のホースなどを収納する格納箱からノズル計100本(約70万円相当)が盗まれる事件があった。被害は同地区内の全258カ所の4割近くでなくなっているという。
東京都内では変圧器内の電線を盗もうとして約700世帯を一斉に停電させるという事件が起きた。北海道では今月に入って、電柱の間に張られた電線が相次いでなくなるという窃盗事件が計4件も発生している。
このほか、群馬県安中市のJR信越本線横川駅では列車の行き先を案内する表示器などを盗んだ47歳の運転士が逮捕された。
上越市の公園では自生するユリの球根が盗掘りされた。地面108カ所を掘り返していたという。
警察庁によると泥棒は減少傾向にあり、今年5月現在の認知件数は26万3052件で前年に比べて3万0966件の減少。検挙率は30.6%だった。
ランキングでは東京が3万4266件、大阪が3万2946件、愛知が1万8961件、埼玉が1万8784件、神奈川が1万6513件と続いた。
前年に比べて増加したのは福島の17件と三重の2件だけだった。
一方、検挙率ランキングで高かったのは山形の78.1%、秋田の75.5%、長崎の75.0%、大分の61.8%、岩手の60.5%など。
低かったのは大阪の15、0%、埼玉の22,2%、東京の23.0%、兵庫の24.3%、千葉の25.5%と続いた。
昭和の60年代の泥棒の新聞記事は読むのが楽しかった。発表のしかたが違った。泥棒の人生の物語を書かせるのだ。それが今は、書かないのではなく、人権などの問題もあり発表が控えられている。
犯罪者がプライバシーや人権を主張するなら犯罪をおかさなければいい。被害者にだって人権があるのだ。他人の人権を侵して何が人権だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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