警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル)
ひったくりの検挙率が倍増
【治安うんちく】
治安情勢を観察する上でもうひとつ指標となるのが重要窃盗犯。警察庁によると今年に入ってひったくりの検挙率が倍増しているという。
今年5月現在の重要窃盗犯の認知件数は3万7581件で前年に比べて6.2%にあたる2496件の減少。
このなかで最も多いのは侵入盗で3万0539件。前年に比べて1116件の減。自動車盗は4396件で同−1005件、ひったくりが1172件で−188件、すりが1474件で同−187件。
認知件数のランキングでは愛知が3571件、大阪が3375件、東京が3116件、千葉が3001件、神奈川が2579件の順。
全体的に激減しているが逆に増加したのは神奈川の+316件、静岡の+201件、兵庫の+91件、群馬の+69件、佐賀の+29件など。
一方、全国の検挙率は49.3%。ランキングでは侵入盗が49.6%、自動車盗が5
0.7%、ひったくりが74.4%、すりが20.6%となっている。
なかでもひったくりは前年同期より36.9ポイントもアップした。やはり防犯カメラの影響もあると見られている。
検挙率の高いランキングでは長崎の145.7%を筆頭に山形の145.1%、大分の119.0%、岩手の101.5%、青森の98.5%と続いた。
これに対して低かったのは山梨の12.6%、大阪の21.5%、佐賀の24.8%、宮城の28.4%、岐阜の31.6%の順だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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