警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日 単位・レベル)
命の大切さ教えよ
【治安うんちく】
広島県三原市のスポーツセンターで、2階から、女児(5)を1階に投げ落とたとして14歳の中学3年の男子生徒が広島県警に逮捕された。幸い女児は命に別状ないようだが、生徒の犯行の動機が「女の子に抱きつかれて腹が立った」。こんな少年に命の大切さを教えるためには痛みの分かる体罰でも良いから厳しさで臨め!
それだけではない。同じ年令の14歳の中学3年生男子生徒がパソコンのデータをロックし復旧のために金銭を要求するウイルス「ランサム(身代金)ウエア」を作成したとして、神奈川県警に逮捕されたという。
善悪が分からないガキどもだけではない。東京・葛飾区の交番で警察官に包丁を突きつけ、拳銃を奪おうとした68歳の男が警視庁に逮捕された。なぜ?余生を楽しく生きられないのかだ。
さらに、こんな悲惨な事件もある。平成26年には千葉県茂原市で93歳の夫が83歳の妻を殺害しようとした事件があった。〝老老介護〟―まさに現代を象徴する事件だ。
万引を含めて高齢者による犯罪が増加傾向にあるばかりか少年犯罪の凶悪化現象も起きており、少年から老人まで事件の加害者と被害者の関係は複雑化している。
警察庁によると今年4月現在の殺人や強盗、放火などの重要犯罪検挙者数は2022人。このうち60歳以上が259人で全体の12、8%を占めた。これに対して14歳から19歳の未成年者の検挙人員は262人で同12、9%。この双方の年代で全検挙者数の25,7%を占めている。
60歳以上の年代では、70歳代の高齢者は最も多く82人。また後期高齢者でも80歳以上は24人もいる。この中で前年に比べて女性に増加傾向が見られる。
全体的に見て多かったのは殺人で30歳代、強盗は20歳代、強姦は若くなり20歳代、放火は40歳代で、やはり働き盛りに集中している。
今、話題の詐欺に至っては30代が最も多く788人にもなる。年齢層の人口の比率が多いと言われればそれまでだが、多い、少ないよりも高齢化、低年齢化、凶悪化が懸念されるところだ。
中学3年生のネット犯罪は驚きだが、すりや万引などと違い大変な技術の持ち主。しかも天才少年としか思えない技量だ。こういう少年こそ更生の道をしっかりして、将来はハイテク犯罪の捜査官にさせてはいかがか?
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント