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2017年5月17日 (水)

「娘は“少女A”ではない」 遺族、被害者秘匿拒否し実名審理 東京・江戸川区の女子高生強盗殺人(17日)産経

「私たちの娘は“少女A”ではなく、加奈だ。娘の名前を法廷で呼びたい」
 岩瀬加奈さんの母、裕見子さん(49)は公判に先立ち、産経新聞の取材にそう話した。近年は事件被害者や遺族の権利保護の観点から、捜査当局や裁判所が被害者氏名を秘匿する例も多いが、裕見子さんら遺族は秘匿を拒否。「何も悪いことをしていない娘の名前を隠す必要はない。娘の無念さを裁判員裁判で訴えたい」という。
 16日に証言した加奈さんの姉によると、加奈さんは毎年、自身のアルバイト代で家族にディズニーリゾートのチケットをプレゼントするなど「自分より他人のことを考える子だった」。進学予定だった専門学校の学費として、バイトでためた30万円を裕見子さんに渡そうとしたこともあった。
 刑事訴訟法は、被害者本人や遺族らの意向により、裁判所は被害者の氏名や住所を秘匿して審理できると規定。この規定は、加害者の権利が過度に保護されてきたことへの反省や、“セカンドレイプ”など二次被害の防止、加害者による被害者や家族への報復を防ぐために平成19年につくられた。
 実際の運用では、子供が被害を受けた事件や、性犯罪などで被害者が秘匿されるケースが多い。殺人事件の公判では被害者は実名での審理が原則とされるが、実名公表による悪影響が懸念される場合は秘匿できるとする規定もある。続きを読む

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