警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル)
強盗が激減
【治安うんちく】
治安情勢を観察するうえでその指標となるばかりか、体感治安にも影響のある重要犯罪。認知件数は全体的に減っているのだが、放火や略取誘拐が僅かだが増加傾向をみせている。
警察庁によると今年4月までの重要犯罪の認知件数は3091件で前年に比べて328件の減少。
罪種別では強制わいせつが1550件で同−71件、強盗が577件で同−212件、強姦が291件で同−37件、殺人が286件で同−13件だが、放火が322件で同4件の増。略取・誘拐が65件で1件の増となった。
検挙率は全体的に高く80.9%で同1.9ポイントの増。罪種別では殺人が最も高く97.6%。以下、強姦が92.4%、強盗が80.9%で略取・誘拐が60.0%となった。
認知件数のランキングでは大阪が429件、東京が408件、神奈川が235件、埼玉が225件、愛知が209件と続く。
前年に比べて東京が−81件で最も減らした。以下は千葉の−62件、大阪の−40件、愛知の−24件、長野の−21件など。
検挙率で高かったのは島根の160%、宮城の129%、山形の127%など100%台が12県もあった。
これに対して低かったのは山梨の44.4%、千葉が51.3%、石川の51.6%、岩手の55.6%、福島の56.5%と続いた。
全体の認知件数は戦後最低だった昨年よりさらに少なく、検挙率が昨年より高く、あの悪夢の平成14年に比べて確実に治安は回復している。警察の血の出るような努力もあるが地域住民の協力もまた大きい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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