警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日 単位・レベル)
古典的な犯罪だ
【治安うんちく】
古典的な犯罪と言ってしまえばそれまでだが、江戸時代には巾着(きんちゃく)切りと呼ばれていた。
そのすり犯も昭和の時代から平成に入っても数万件台で推移、同5年には3万件を超えたが現在は減少傾向にある。
「すり」―他人のふところから金目のものをかすめ取るという技術が必要な犯罪。仕立屋銀次(したてやぎんじ)は歴史上?の人物である。
今月21日にJR山手線駒込駅ホームで、酔って歩いていた女性のバッグから財布を盗んだところを警戒中の警察官に現行犯逮捕された。昔の技術屋と違い技術もなにも無い〝こそドロ〟見たいなものであじ気も何もない。
大胆と言えば昨年、韓国人武装すり団の一員が逮捕された。約10前ごろ手荒な手口で、まるで強盗のようにすりを働き、「手荒なすり団」として日本中を震わせた集団だ。その一味が再来日し逮捕されたものだが、これとて技術でもなんでもないただの凶悪な泥棒。日本古来の伝統を汚すんじゃない。自国でやれ!
警察庁によると今年4月現在の認知件数は1201件で前年より136件の減少。
昭和52年には1万9465件あり、平成元年には2万2086件、同5年には3万0217件と最悪を記録。同20年には8427件と1万件を割った。そして現在はさらに減少を続けている。
4月現在のランキングでは東京が断トツに多く545件。以下大阪が266件、福岡が47件、千葉が43件、愛知が37件の順。
東京が130件も減らしたのに対して大阪が39件も増加した。技術的な犯罪から「技術」が消え、「すり」は「すり」でなくなる日も近いかも。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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