:警視庁管内体感治安
首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
えっ!こんな被害額もあるの
【治安うんちく】
減少傾向にある中で特に目立つのがひったくり事犯。ところが、ここにきて100円や300円など数百円単位のひったくりが横行している県がある。
それは埼玉県。川口市や戸田市では5月に入り100円や300円など少ない〝超少額ひったくり〟が相次ぎ、多い時には10分間に4件もあった。100円であろうと1000円であろうと窃盗には間違いない。最初から小銭を持っている人ばかりを狙っての犯行とは思えず、たまたま少額だったのだろうか。
こうした超少額被害が続発する原因について埼玉県警では「一般論」として「現金が欲しくてやっているのだから、少額しか得られない場合には『もう1回』と考えてしまうのではないか」と分析する。
警察庁によると今年4月現在の認知件数は937件で、前年に比べて160件の減少。ランキングでは大阪の225件、愛知の101件、東京の88件、神奈川の85件、兵庫の81件の順。
ひったくりと言えば、平成で最も発生が多かったのは14年で5万2919件もあった。この時のランキングでは大阪の9197件、千葉の5633件、東京の5607件、埼玉の5372件、神奈川の5113件などだった。
その後15年には4万件台になり20年には1万9165件に減少。25年には7909件と4桁に落ち、27年には4142件と14年に比べて10分の1に激減した。
やはり街頭における防犯カメラが抑止になっているのだろう。少額のため届けない人もいるかも知れない。
しかし、この犯罪は放置すれば、いつかは高額な被害者がでるかも知れない。気のゆるめない犯罪であり、ひとりひとりが用心することが大事だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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