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2017年5月25日 (木)

2017年5月25日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル) 
運転免許証の勇気ある返納を
【治安うんちく】

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 今月に入って18日には愛知県安城市の中央分離帯のある道路で、78歳の男性が運転する乗用車が逆送。対向のトラックと正面衝突する事故があった。男性は搬送先の病院で死亡。
 15日午後、岩手県花巻市大畑の東北道上り線を逆送していた89歳の男性が運転する軽トラックと乗用車が正面衝突。逆送した男性が死亡した。
 16日には群馬県太田市のコンビニ店に車が突っ込んだが、幸いけが人はいなかった。71歳の男性がアクセルとブレーキを間違えたことによる事故だった。
店内には店員と客が合わせて6人いたが、けが人はいなかった。男性は、「駐車場に止めようとしてアクセルとブレーキを間違えた」と話している。
 さらに同日午後、仙台市の東北大学病院の前にある薬局に乗用車が突っ込み、店にいた3人が重軽傷を負った。運転していたのは84歳の高齢者で過失運転傷害の疑いで逮捕された。このところこんな高齢者による事故が目立っている
 警察庁によると4月現在の全国での交通事故発生件数は15万3490件で前年同期に比べて5759件の減少。死者数は1117人で同123人の減少。
 年齢別の死者で最も多かったのは65歳以上の590人。75歳以上も384人あり高齢者の死亡が目立った。但し40歳代の死亡事故が増加傾向にあるのも特徴。
 状態別では歩行中が37.1%、自動車乗車中が35.9%、自転車乗用中が12.3%だった。なかでも65歳以上の歩行中の死者数は全体の26.1%占めている。
 自動車運転中の死亡事故で、65歳以上の違反別では事例のような運転操作不適が56件もあった。
 発生のランキングでは愛知の1万3019件、大阪の1万1502件、福岡の1万1223件、東京の1万0456件、静岡の9710件と上位は関西が占めている。
 高齢者による死亡事故は、本人もそうだが第三者を巻き込むことが多いので、運転免許証の勇気ある返納を…その場合は、お年寄りの〝足〟が問題であり、行政の支援も検討することも必要だろう。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。


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