警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
激減しているのだが…
【治安うんちく】
高校3年の男子生徒が同じ3年の女子生徒を殺害して放火するという残忍な事件が起きてしまった。
今月4日に東京都台東区のマンションで火災があり、住人の都立高校3年の女子生徒(17)が遺体で発見されたもので、犯人は交際相手の高校3年の少年(18)。なんとスマートフォンには事件の数日前、「油での火の付け方」などと検索した履歴が残っていたという。
さらに、17日夜には、名古屋市で、16歳の女子高校生が赤ちゃんの遺体をかばんに入れて警察署を訪れ、死体遺棄の疑いで逮捕された。自宅で出産した赤ちゃんの遺体だった。少女も少女だが、産ませた男がいるはずだ。これを罰することが法律だ。
どうしてこうも「命」を粗末にする子供達がいるのか…
警察庁によると少年犯罪は検挙人員が全体的には減少しているが増加している罪種もあるという。
今年4月までに検挙された少年は8748人で前年に比べて1807人の減少。平成25年の検挙者は1万7986人だったので5年間で半減したことになる。
殺人、強盗などの凶悪犯は126人で前年に比べて81人の減。暴行、傷害などの粗暴犯が1144人で同272人の減。中でも傷害が167人も減った。
窃盗犯が5168人で同1070人の減。ほとんどが減少しているなかでひったくりが13人も増えている。
知能犯は257人で24人の増加。詐欺が38人も増えたことなどが要因。振り込め詐欺の出し子などの増加によるものなのか…さらにわいせつなどの風俗犯が182人でこちらも27人の増。
なかでも凶悪犯のうち強盗が64人も減ったが、女子生徒放火殺人のように考えられない行動に走る少年もおり、18歳という年齢からして大人なみの償いが必要だ。
単純に計算してひとつきに2187人も検挙されており、限りなく0に近づけるのは大きな課題だろうし、いかに再犯を防止するか、そこは大人の責任である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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