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2017年5月14日 (日)

2017年5月14日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル) 
警官の情操教育が必要だ
【治安うんちく】

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警察官ハ人民ノ為ニハ勇強ノ保護人ナレバ威信ナクンバアル可ラズ
 これは警察産みの親と言われる川路利良大警視が警察官のあるべき姿を説いた警察手眼の第21項に書かれた条文だ。
 そして「威信ナクンバ」の威信とは「威厳があっていかめしい」ことだ。警察官は凛としていなければならいない。
 どんな事があっても国民を犯罪から「護る」ことを業としている組織であり、つまり犯罪を未然に防止することを本業としており、国民の模範とならなければならない。
 なのに、これはどうした。広島中央署で証拠品の現金8572万円が忽然と消えてしまう事件が発生した。広島県警は保管場所の会計課の金庫には鍵がかけられており、周辺には関係者以外の指紋や足跡はないことなどから内部関係者による犯行とみている。
 仮に警察官による犯行なら「犯罪の未然防止」どころか、もうひとつ絶対的は使命である「声無きに聴き形無きに見る」はどうなっているんだ。
 「予防=抑止」と言っても事件は起きてしまう。警察官はその起きた事件の犯人を割り出すことも使命としており、警察事象は「予防」「検挙」と二重の使命を果たさなければならないのだ。これなのに犯罪を起こす気になれるか?
 それなのに、広島県警の警察官は「自分だけは捕まらない」とでも思っているのか?
 警察庁によると平成28年に懲戒処分を受けた警察官は226人。処分理由で最も多いのは異性関係の94人。次いで窃盗及び詐欺等が61人にものぼる。
 これは警察官としての根本的な問題だ。子供の時から人間としての情操教育を受け、社会人になってからも人間社会の礼儀、礼節を学ぶ。人間は生涯勉強するものだが警察官はさらに、特殊な「警察官としての情操教育」が必要だ。
 警察組織はひとつしかない。しかもその組織は何人も指揮することはできない。全てはトップの警察庁長官にかかっている。首相でも一部、防災活動を除いては指揮することはできないのだ。だからこそ、25万警察官ひとりひとりに威信がなくてはならない。
 あの平成11年から12年にかけて信頼を失墜した苦い経験はどうした。あれから10数年、血の出る思いで再生を果たしている途中ではないか。警察官は25万人のうち一人でも犯罪を起こせば組織そのものが評価される。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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