警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(12、13日 単位・レベル)
銃社会の到来を彷彿させる
【治安うんちく】
10日夕、千葉県松戸市の国道6号で、ワンボックスカーに並走していたバイクの男が拳銃を車に向けて発砲。車の後部座席に乗っていた男性が意識不明の重体になる事件があった。調べによるとこの事件は山口組と神戸山口組の分裂がきっかけだったとみられている。暴力団同士の事件だとしても白昼、公道で堂々と発砲するなどは銃社会の到来を彷彿させる事件だ。
警察庁によると平成28年に全国で発生した発砲事件は27件で前年より19件も増えた。10年前は30から40件台で推移、19年は65件もあったのに比べれば減少している。
一方、取り締まり状況によると28年の拳銃押収量は341丁で前年に比べて42丁の減少。平成18年は458丁だったが翌年の19年には548丁に増加。その後は400丁台で推移していた。
拳銃を所持するなど銃砲刀剣類所持での摘発は121件で過去4年間で最も少なかった。
一方、拳銃及び拳銃部品等の密輸入事件の摘発による押収丁数は3丁。検挙件数は3件と過去5年間で最も少なかった。
暴力団だけではない。あれは平成25年だった。「餃子の王将」で知られる王将フードサービスの社長が京都市山科区の本社前で何者かによって射殺された。犯人はまだ捕まっていないが、犯罪組織だけではなく一般人もターゲットにされる世の中になってしまった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント