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2017年5月11日 (木)

2017年5月11日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル) 
尊属殺人罪があったころ
【治安うんちく】

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 三重県熊野市で駐車していた車の中から女性の遺体が見つかった事件は、42歳の夫が妻を殺害したものだった。
 76歳の夫に食事を与えず殺害したとして73歳の妻が大阪府警に逮捕された。殺害された夫は寝たきりで認知症だったといい、介護疲れの犯行と見られている。
 さらに京都市では、認知症の90歳の母親を殴って死亡させたとして63歳の息子が逮捕されるなど、このところ親族間の事件が目立っている。
 なんと今月3日には母親に灯油をかけて殺害しようとした58歳の住職か逮捕されている。神も仏もあったもんじゃない。
 警察庁によると古い数字になるが平成27年の親族間殺人事件の検挙件数は864件で、うち最も多かったのは配偶者間の事件で全体の17%を占めた。以下、実父母が14%、実子が12%、兄弟姉妹が5%の順。
 これを10年前の平成17年と比べると検挙件数は1224件でうち17%が配偶者。これに実父母の9.6%、実子の8%、兄弟姉妹の4%と続く。
 さらに刑法犯の認知件数が戦後最悪を記録した平成14年は1238件でやはり配偶者が最も多く15.9%、実子が9%、実父母が8%、兄弟姉妹が3%の順で実父母と実子が入れ替わった。
 このように一部では実父母と実子の順位が入れ替わっているがほぼ同じ順で配偶者が絡む。そして大阪の事件のように近年は介護疲れなどによる事件が多くなっているのは時代の流れか…
 親族間の殺人事件だが以前は尊属殺人罪として法規定があり、両親や祖父母などを殺害した場合は刑が重かった。ところが現在はこのような身内間殺人の場合は一般の事件と比べて比較的刑が軽い。だからと言って家族を殺害するなど絶対に許せない。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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