警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日 単位・レベル)
お粗末な審議!
【治安うんちく】
組織犯罪処罰法改正案の審議がゴールデンウイーク中の2日も行われたが、民進党と共産党の退席で審議がストップしてしまった。ニュースを見ていて、あれを審議と言うのか?と呆れてしまった。まるで子供の喧嘩のようだ。そんな最中にも暴力団は再編成の動きを見せ、来日外国人犯罪組織のグローバル化は進んでいる。
日本の指定暴力団神戸山口組が分裂し、新たな組織が誕生するなど犯罪組織同士の対立に加えて生き残りをかけた新たな犯罪が懸念され、さらに来日外国人犯罪組織は本国の犯罪組織の指示を受けて犯罪を敢行するなどネットワーク化、グローバル化が進んでいる。
今回の改正案はテロ対策だけでない。こうした組織犯罪から国民を守る法律なのに、反対する政党や連中は国民の犯罪被害を無視するというのか?
警察庁が発表した組織犯罪の統計がある。それによると留学が目的で来日した外国人の犯罪が増加しているという。
来日外国人犯罪の検挙件数は昭和62年が5237件だったが平成に入ると2年には6345件に増加。同3年には1万0244件と1万件台に突入。同11年には3万4398件と急増。さらに同15年にはピークの4万7865件となり、以後は減少傾向に転じて同28年には1万4133件となるなど依然として高水準で推移している。
国籍別では中国人が全体の31.6%を占め、ベトナム人が21.6%、フィリピン人が7.6%、韓国人6.1%などで他にタイ、ネパール、ペルー、インドネシア人など多国籍化している。
在留資格別の検挙人員は留学が最も多く総検挙人員の1万0109人のうち2269人もいる。これは過去10年間で最悪の数字となった。
また、技能実習名目で来日の検挙者は平成24年の331人から増加して28年には1387人になった。「留学」「技能実習」という名を隠れ蓑に日本人の生命、財産を脅かす犯罪組織。その組織は新たな犯罪インフラを手に入れて、増殖しているのに対して取り締まりの武器が得られない。
それなのに国会の審議とは思えない体たらく。犯罪の抑止にイデオロギーは関係ない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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