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2017年4月29日 (土)

2017年4月29日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル) 
これが成れの果てだ
【治安うんちく】

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 国内最大の指定暴力団山口組が分裂して結成された神戸山口組が指定暴力団に指定されて4月で1年が経った。報道によるとその神戸山口組が29日午後に開いた緊急集会に、複数の直系組長が姿を見せず離反の動きが出ており、分裂の可能性も出てきたという。
 警察庁によると今年3月現在の刑法犯の暴力団検挙件数は4548件で前年に比べて1236件の減少。罪種別では窃盗が最も多く2557件。以下、詐欺が523件、傷害が413件、暴行が234件など。
 これに対して特別法は2123件で前年比252件の減。罪種別では覚醒剤取締法の1403件を筆頭に、大麻取締法が207件、迷惑防止条例が110件と続く。
 全体的に減少しているが最も減らしたのは窃盗の-519件、特別法では覚醒剤取締法で-192件だった。
 暴力団の構成員は年々減少しており、平成28年に初めて2万人を割り、1万8000人となった。
 検挙人員の推移をみると平成23年には5982人もあったが26年には4734人になり28年には4612人となるなど、構成員も減っているが検挙人員も数的には減っている。
 しかし、構成員1000人当たりの検挙人員は23年が182.9人、26年が212.3人、28年が254.8人とアップしており、着実に壊滅作戦は進んでいる。
 一方でこんな問題も出ている。それは暴力団の離脱者による犯罪だ。平成23年に離脱した元暴力団員による28年の検挙件数で全体の12.3%を占めたのは849件の窃盗事犯。このうち199件が万引事犯で23.4%を占めたのである。これが暴力団員の成れの果てだ。
 警察当局は元暴力団の生活困窮が万引に走ったとみているが、こうなると離脱者に対する支援が必要になってくる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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