警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
検挙に勝る防犯はない
【治安うんちく】
今、日本の警察は犯罪抑止の記録的な数字を伸ばしているが、事件が起きてしまった際の検挙活動は重要だ。警察産みの親と言われる川路利良大警視はこう言っている。「声無きに聴き 形無きに見る」だ。ではその検挙率について数字を見てみよう。
警察庁によると今年3月現在の全刑法犯検挙率は36.8%。罪種別で最も体感に影響のある凶悪事件の殺人は90.4%と高い。
殺人の検挙率のランキングでは、京都の300%をはじめ福岡171.4%や事件数が最も多い東京でさえ100%など100%以上は18都道府県警にも及んだ。
次に凶悪犯のひとつ強盗事犯の検挙率は82.6%。そのランキングかは長野の300%をトップに宮城の175.0%など100%以上は23道府県警もあった。
放火犯は71.7%と若干落ちるが、ランキングでは静岡、長崎の200%など100%以上がやはり23府県警もある。
卑劣な犯罪として刑罰強化の動きがある強姦は92.9%と高い。ランキングは広島、三重、山形、福島が200%を誇るなど100%以上が23府県警もあった。
刑法犯の中でも最も多いのは泥棒(窃盗犯)。その中でも自宅などに侵入して金銭を窃取する侵入盗。検挙率は低く50.4%しかない。ランキングでは長崎の275.9%、山形の234.5%、青森の186.8%、滋賀の126.8%、和歌山の121.3%と続くが、千葉の19.1%をはじめ山梨の19.2%、大阪の21.8%、広島の23.6%など5割りにも満たないのが18府県警もあり、全体の検挙率を引き下げている。
前年に比べて刑法犯全体の検挙率でアップしたランキングは長崎の29.9ポイント、奈良の16.9ポイント、岩手の15.7ポイントと続く。
これに対して福井が-12.1ポイント、高知8.2ポイントなどマイナスは11県警もあった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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