警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安( 単位・レベル)
抑止力順調に推移
【治安うんちく】
登校途中の児童が殺害されたり、62歳の女性が殺害され床の下に埋められていたり凶悪事件が相次いでおり、なんとなく体感治安の悪化を感じるが、数字治安はしっかりと減り続けており、日本警察の抑止力の凄さを改めて感じさせられた。
警察庁によると今年3月現在の刑法犯認知件数は21万0187件で前年同期より2万0554件も減っており、平成27年から3年連続で2万件台の減少となっている。
罪種別では窃盗が最多で14万9678件。前年比で-1万8794件。粗暴犯が1万3693件で同-235件。知能犯は1万1617件で、刑法犯唯一の増加で+890件。凶悪犯が1143件で-180件だった。知能犯が890件も増えたが、そのうち825件は詐欺犯だった。どこまでも詐欺犯の抑止は課題である。
例によって認知件数ランキングでは東京が2万8616件、大阪が2万5323件、愛知が1万5812件、埼玉が1万4040件、神奈川が1万3081件の順で、相変わらず事件は都市部に集中している。
全体で2万0554件も減らした要因となったのは東京が-3122件、大阪が-2976件、埼玉が-1863件、千葉が-1011件、愛知が-904件など。
これに対して増加したのは+22件で認知件数3754件の広島。+4件で654件の島根の2県だけだった。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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