警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル)
捜査力に感謝
【治安うんちく】
千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年女児の遺体が見つかった事件で、千葉県警は14日、被害者宅近くに住む保護者会会長の46歳の男を死体遺棄容疑で逮捕した。
衝撃的な結末となった事件。与えるショックは大きいが逮捕の決め手はDNA鑑定。しかし、犯人割り出しの功績となったのは街頭防犯カメラと走行する車のドライブレコーダーだった。
これらは、これまでも捜査活動に大きな武器となっているが、抑止力のひとつとしても大きなツールになっている。
その街頭防犯カメラは、東京の歓楽街の池袋ではカメラ設置前に3233件もあった刑法犯が設置後の平成21年には2065件と36.1%も減少した。六本木でも1231件が884件になるなど28.2%も減るという効果が数字で表れている。
その威力のある街頭防犯カメラ。警視庁が特殊詐欺事件でだまし取ったキャッシュカードで不正に現金を引き出した容疑者として映像を公開した。公開では「20歳代くらい」としていたが、映像を見た13歳の女子中学生が出頭。未成年だったことから警視庁は掲載した映像を削除した。
「未成年者の映像の公開」は原則やってはならないが、それは結果論。まして公開された将来ある少女が自首して反省しているというから、結果的には効果は十分だった。
特に街頭でのひったくり事犯には効果が現れている。東京・警視庁管内では平成14年には5607件もあった発生が同28年には386件と14分の1に激減している。映像の公開は検挙にも繋がり、平成24年の57.1%の検挙率が28年はなんと119.4%になった。
東京だけではない。もちろん、被害者側の対策もあるが全国では平成14年には5万2919件あったが、同28年には3493件とやはり激減した。
抑止効果がある街頭防犯カメラ、映像公開はひるまずにやってほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
心がはずむ はるだから 守ろうね! 交通安全
警視庁ホームページから
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