警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日 単位・レベル)
暴力団検挙件数減る
【治安うんちく】
対立抗争の続く指定暴力団神戸山口組の監視を強化するため―として、兵庫県警は淡路市の同組本部近くに「特別警戒所」を設置した。開設は山口組総本部(神戸市灘区)に続き2カ所目だという。両組の動向を監視し警戒にあたるものだ。
警察庁によると今年2月現在の暴力団員の刑法犯検挙件数は2746件で前年同期より1088件の減少。
罪種別では最も多かったのは窃盗の1527件。詐欺の317件、傷害の259件、暴行の140件。なかでも窃盗は486件も減るなど刑法犯はほとんどがマイナス。資金源になっているのではと懸念されている振り込め詐欺などの詐欺犯は181件も減少した。凶悪犯の殺人は7件、強盗が30件だった。
一方、特別法犯の検挙件数は1277件で前年比は-202件。罪種別で最も多かったのは相変わらず覚醒剤取締法犯が830件。次いで大麻取締法犯が117件、迷惑防止条例が64件など。覚醒剤取締法は前年に比べて146件も減ったが、唯一増加したのは売春防止法で5件増の15件となった。
長野県警の調査になるが、壊滅に追い込むためにはまず、資金源の実態を知ることだ。その資金源には伝統的資金源と新しい形態の資金源があるという。
古くからあり現在も資金源となっているのは花札からトランプ、麻雀、ゴルフ、野球までのとばく。そしてノミ行為、バカラ、闇スロットなどのゲーム。さらにみかじめ料など。最近やたらとめだっているのが窃盗と薬物事犯だ。
同県警によれば、新しい形態の資金源と言えば、めまぐるしく発達、変化する社会、さらに経済の歪みや弱点に目を付けた資金源活動であるという。
今後の対策としては、組織の解体は当然だが、〝足抜きしたヤクザ〟の更生の道を選んでやることも必要だ。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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