警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(2、3日 単位・レベル)
街頭犯罪減少の要因は
【治安うんちく】
東京は新宿―真面目に遊ぶなら、遊び方によってはこんな楽しい街はないのだが…
あれは昭和40年代、歌舞伎町交番に潜入取材をしたことがあった。当時は「怖い街」で知られ、110番通報があったとしても「パトカー1台では行くな」という指示が出されていた当時だ。しかし、裏の裏まで知るとさすがに日本1の歓楽街だった。
今、怖さは依然として続いているようだ。3月29日には歌舞伎町の路上で、男2人と口論になった男性が暴行され顔の骨を折る重傷を負う事件があった。
一方、同19日には、路上で会社員(38)の男性から現金1万4000円の入った財布など7万8000円を奪ったとして、27歳の男ら2人が警視庁に逮捕されました。男らは逃走したが現場から700㍍ほど離れた路上で警戒中の警察官によって逮捕された。
このように、事件の発生はあるが、検挙体制も整っており、当時と比べれば〝月とすっぽん〟の差だ。特に新宿歌舞伎町の捜査ツールの充実は月とすっぽんだ。詳細は書けないが必ず捕まると言っても過言ではない。
こうした路上犯罪は恐ろしいが、年々、減少傾向にあるようだ。
警察庁によると今年2月の暴行、傷害、脅迫、強制わいせつなど全国の主な該当犯罪の認知件数は4万3611件で前年より7189件の減少。ランキングでは東京の6978件、大阪の6922件、埼玉の3603件、神奈川の3123件、愛知の3026件の順。
これに対して検挙率は11.0%で、ランキングが高いのは奈良の82.1%、新潟の74.9%、山形の67.6%、大市の59.6%、秋田の41.9%の順。
低かったのは東京の4.2%、石川の5.0%、千葉の5.7%、広島の5.8%、山梨の6.5%と続いた。各県にはそれぞれの事情があるようだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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