警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
強姦、放火が増えている
【治安うんちく】
治安情勢を観察する上で、ひとつの指標となるのが殺人や強盗、放火などの重要犯罪。刑法犯全体が減少傾向にあるのに今年に入り放火と強姦が増加する傾向にあるのが気になる。
警察庁によると今年2月までの重要犯罪認知件数は1472件で前年より151件の減少。罪種別では強制わいせつの675件で前年比-44件。以下、強盗の291件で同-102件、殺人の143件で-14件などだが、強姦が160件で同+2件、放火が183件で同+17件だった。
ランキングでは大阪の192件、東京の180件、神奈川の121件、愛知の108件、埼玉の90件の順。
認知件数の少ないのは島根の2件、福井の3件、鳥取、長崎、山形の各4件と極端な差がある。
これに対して検挙率は84.6%で前年より1.7ポイント減っている。ランキングでは島根の300%、香川の166.7%、滋賀の116.7%、宮城の115.6%、富山の114.3%など。低かったのは山梨の16.7%、福島の41.7%、栃木の43.8%、千葉の45.6%、石川の53.3%と続いた。
これら検挙率の高かった警察と低かった警察の警察官1人当たりの負担人口を比べてみると必ずしも負担人口が少なく余裕のある警察が高いと言う訳でもない。参考までに負担人口数(警察官数は平成28年、人口は同27年の数字利用)は次のようになっている。
300%の島根は468.6人。以下香川の543.0人、滋賀の626.4人、宮城の615.7人、富山の556.5人。
これに対して検挙率が低かった山梨は510.7人、福島が553.3人、栃木が587.1人、千葉が543.0人、石川が589.0人。
事件の認知件数や事件の形態など総合的に関係しているとみるのが妥当だ。しかし、警察は結果論が問われる。やはり高いことに越したことはない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【東京体感治安判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80〜50
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦 70〜60
広域重要事件 50〜40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件) 60〜50
放火殺人 50〜30
強盗殺人 50〜20
連続放火 40〜30
各項目に少年が絡む場合 +20〜10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から −50から10
その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱い程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)、ネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。
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