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2017年3月21日 (火)

いたいた「飛び出し坊や」…子ども守る436体(21日)読売

走る姿で交通安全を啓発する飛び出し坊ドライバーらに交通安全を啓発する「飛び出し坊や」は、どこに、どんなものがあるのか――。

 そんな疑問を、滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)の「フィールドレポーター」が調査した。結果からは、子どもたちの安全を願う地域の思いがうかがえる。
 飛び出し坊やは、1973年6月、八日市市社会福祉協議会(現・東近江市社会福祉協議会)の依頼で、地元企業が少年をかたどった看板を製作したのが始まりといわれ、県内外に広がっていった。
 それから40年余り。「発祥の地」とされる県内で、どのような形で分布しているかを調べようと、同館は昨年4月に調査票をレポーター約200人に配布。設置場所や設置者、どんなポーズを取っているのか、身長(地面から目までの高さで計測)などを記入してもらい、大津市や草津市を中心に436体のサンプルが集まった。
 設置場所は、信号機のない交差点が189体で最多。道路に面した歩道95体、民家の出入り口55体と続いた。交通の妨げにならないよう気を配りながら、日頃から住民らが危険を感じる場所に設置する例が目立つ。
 身長は100~139センチが176体でトップ。車の運転手や子どもたちから見えやすいように配慮されていた。
 ポーズは様々。横断しようと片手を上げている姿が145体、両手を前後に振って走る姿が132体、車が止まるように手のひらを前に出した姿が69体。走る姿は県内全域で見つかる一方、片手を上げた姿は大津市、手のひらを前に出した姿は高島市など湖西に多かった。よりご当地色が強いものもあり、甲賀市では忍者7体、草津市では渋川学区のキャラクター「しぶはなちゃん」6体が報告された。
 設置者は判明した219体のうち、PTAや小学校などの学校関係が102体、交通安全協会が54体、自治組織が29体など。子どもたちの安全を守るため、様々な人が関わっていた。
 集計を担当したレポーターの中野敬二さん(72)(大津市)は「身近ながら誰も知らなかった謎を解き明かした気分。反響も大きく、やりがいを感じた」と振り返り、同館の大久保実香学芸員は「飛び出し坊やには交通安全を願う地域の心が表れていることがわかった」と総括していた。
 結果は同館のホームページで公開している。(北瀬太一)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170321-OYT1T50006.html

 

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