警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日 単位・レベル)
侵入盗検挙率が300%のところも…
【治安うんちく】
茨城県内で保育所やこども園の窓を割って侵入。現金が盗まれる事件が相次いでいるという。
今月26日に茨城県坂東市で保育所の事務室から現金約90万円が盗まれたほか、隣の境町でも2件の窃盗事件があった。犯人はまだ検挙されていないが、侵入盗事件では前年に比べて認知件数が半減したうえ、検挙率が300%を超えるという驚異的な数字がある。
警察庁によると驚異的な数字を出したのは長崎県警。今年2月までの侵入盗認知件数は前年同期の90件から39件に減らし、さらに検挙率は356.4%と高かった。
検挙率が高いのは他に山形の257.1%、大分の213.0%があったが、福井の7.7%をはじめ奈良の17.0%、大阪の20.3%などかなり低いところもあることから全体の検挙率は前年より1.7ポイントも低い53.0%だった。
認知件数は1万0844件で前年より850件の減少。ランキングでは愛知の1178件、大阪の896件、千葉の815件、神奈川の727件、東京の686件の順。
前年に比べて最も減らしたのは宮城の-172件。逆に増えたのは静岡の+139件、茨城の+115件など。
この侵入盗認知件数は減り続けており、刑法犯認知件数が最悪だった平成14年の年間認知件数は33万8294件もあったが、28年には7万6477件と4分の1ちかくも減らしている。今年も減少傾向は続いており、抑止力は衰えることがない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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