警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日 単位・レベル)
お年寄りのパトロールは…
【治安うんちく】
また登下校途中の児童が被害に遭う事件が起きてしまった。
26日に千葉県我孫子市で全裸の遺体で見つかったのはベトナム国籍の小学3年の女児(9)だった。女児は24日に登校のため松戸市の自宅を出てから行方不明になり、約12㌔離れた我孫子市の草むらから遺体で発見された。
女児は事件前、同級生に「通学路で不審者にあった」と話していたという。話を聞いたのは、先月のことで、その1か月ほど前の1月ごろに不審者にあった場所を走って通り抜けるようにしていたとも話しているという=NHK
このシグナルを見過ごしてしまった事は大きい。
警察は、不審者に関する情報の1つと見て捜査することにしています。
自宅から学校までは約600㍍。その後、約3㌔離れた公園での目撃情報があるとこから、警察は登校途中で略取されたものとみて捜査している。
殺人に繋がる登下校途中の略取。事件は減少傾向にあるのだが…
警察庁によると今年2月までの略取・誘拐事件の認知件数は20件で前年同期に比べて10件減少した。ランキングは大阪と神奈川が6件、埼玉の2件で、岩手、茨城、石川、京都、岡山、福岡でそれぞれ1件が確認されている。
検挙率は70%で前年同期に比べて26.7ポイントも減った。発生していながら検挙が0の県は岩手、茨城、石川、京都、岡山、福岡、埼玉だ。最も多く発生した大阪でも前年より50.0ポイントも少ない16.7%。勿論、捜査には時間がかかる事件であり、まだ2カ月の数字。当然、今後はアップする。
これまでの児童が略取されて殺害された事件は多い。略取からの事件では平成26年9月に神戸市長田区で下校途中の小1女児が殺害された事件がある。この年の全国の略取の認知件数は198件で検挙率は89.9%だった。事件のあった兵庫県では16件発生し、検挙率は87.5%。
話題になったのは平成17年12月に栃木県今市市で下校中の小1女児が行方不明になり茨城県内で遺体で発見された事件。この年の全国の略取の認知件数は277件と多く、検挙率は73.6%。事件のあった栃木県は9件で44.4%だった。
殺害されれば殺人事件となるが、これらは路上での略取から始まっている。特に、最近は登下校の児童たちに対する「声かけ」事犯が相次いでおり、一歩間違えば、こうした重大事件に繋がる恐れがある。
どうだろう、会社や官庁を定年退職し、散歩を健康維持にしているお年寄りは多い。彼らに防犯の腕章を持たせて登下校の通学路を散歩してもらうのは如何か?「声かけ不審者」対策にもなる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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