警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(19、20日 単位・レベル)
やはり厳罰化だ!
【治安うんちく】
かつて流行った少年による「おやじ狩り」が聞かなくなったと思っていたら、今度は「SNS狩り」だとか「大学生狩り」などと聞き慣れない新たな呼称の少年犯罪が起きている。全体的に少年犯罪は減少傾向にあり、今年に入っても減り続けているのだが…
このほど19歳の少年2人と16歳の少女が警視庁に逮捕された。3人は今年1月、小金井市の駐車場に22歳の会社員を呼び出して「人の女に何してんだ」「こいつの年齢知っているのか」などと脅して7万円を奪った。少年らは出会い系アプリを使い会社員を誘い出していることから「SNS狩り」と称しているという。
さらに、最近摘発されたのに「大学生狩り」というのがある。今年1月に東京・八王子市の歩道を通りかかった大学生が、「自転車のライトがまぶしい」などと因縁を付けられたうえに腹や顎を殴られて現金約3600円が奪われた。強盗容疑で警視庁に逮捕された少年たちは「大学生狩り」と称しているという。
警察庁によると今年2月現在の少年の検挙者数は4451人で前年に比べて907人の減少。平成25年以降、連続して減少し続けている。内訳は凶悪犯が68人、粗暴犯が573人、窃盗犯が2606人、知能犯が98人、風俗犯が96人。
窃盗犯は前年より515人も減らしたほか、粗暴犯で184人、凶悪犯で39人など減っているが、風俗犯は19人、わいせつ行為が92人とそれぞれが増加した。
今年1月、葛飾区にある雑居ビルの階段で女子高校生に対し下半身を触るなどしたうえ、エレベーターの中に連れ込み、無理やりキスをしようとした少年が逮捕されたが、体格が良い少年だったという。
あれは平成15年ごろだった。某通信社のベテラン記者が新宿駅で、「おやじ狩り」に遭ったと話したことがあった。被害に遭ったのかと思ったら、「どやしてやったら逃げて行ったよ」と言う。一緒に聞いていた刑事局幹部と苦笑いしたことを思い出す。
この「おやじ狩り」は「SNS狩り」や「大学生狩り」に呼び方が変わっただけで、やっていることは「強盗」に変わりはない。既に体格は大人ななのだ。やはり少年犯罪の厳罰化は必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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