警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
知能犯が増加
【治安うんちく】
刑法犯の認知件数が依然として減少し続けているなかで、詐欺犯などの知能犯だけが増加していることが分かった。
警察庁によると今年2月現在の刑法犯認知件数は13万5534件で、前年同期に比べて1万3730件も減らした。この結果、過去4年間で5万件近くも減らしたことになる。全国警察の抑止力の賜である。
全刑法犯の7割を占める窃盗犯は9万6294件、暴行などの粗暴犯が8873件、詐欺などの知能犯が7388件、風俗犯が1216件、殺人など凶悪犯が777件の順。
全体的に減少したが最も減ったのは窃盗犯の-1万2497件。続いて粗暴犯の-269件、風俗犯の-120件。ところが知能犯だけが531件も増加している。その要因は詐欺が444件も増え、知能犯の89%を占める件数が6595件もあったことだ。
認知件数のランキングでは東京の1万8599件、大阪の1万6461件、愛知の1万0323件、埼玉8975件、神奈川の8491件と続いた。
減少件数のランキングでは東京の-2124件、大阪の-1811件、埼玉の-1342件、兵庫の-926件、千葉の-737件の順。
逆に増加したのは三重の67件、島根の59件、広島の35件だった。警察官1人当たりの負担人口が三重が606人、島根が581人、広島が555人と多いところである。3月に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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