警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日 単位・レベル)
泥棒早くも5000件超える
【治安うんちく】
東京・杉並区のアパートに忍び込み、現金約60万円などを盗んだ50代の男が警視庁に逮捕された。周辺では同様の被害が10件起きており関連を調べている。
東京や福島など1都6県で200件以上の空き巣を繰り返していた韓国籍の36歳の男ら6人が警視庁に摘発された。6人のグループは居住地も国籍もバラバラ。その実態は「クスリ代」に困った覚醒中毒者の窃盗団だった。
さらに東京・豊島区の住宅に侵入し、印鑑を盗んだとして逮捕された20代の男は20件近くの余罪があると見られれている。兵庫県警に逮捕された53歳の男は142件、7800万円相当の泥棒を働いていたとして起訴されている。
今年に入り各県警で侵入盗犯の検挙が相次いでいるが、認知件数は早くも5000件を超えている。
警察庁によると1月の認知件数は5603件で、それでも前年より399件少ない。ランキングでは愛知の615件、大阪の493件、千葉の423件、神奈川の354件、東京の361件の順。
全体的に減少している中で静岡が107件も増加。さらに茨城の50件、広島の42件、青森の27件、岐阜と岩手も26件増えている。
抑止力の高かったのは埼玉の-86件、宮城の-79件、北海道の-78件、兵庫の-71件、山形の-51件と続いた。
一方、全国の検挙率は48.8%で前年より0.6ポイント減少した。ランキングでは大分がなんと228.1%を誇る。以下、滋賀の217.5%、山形の181.3%、群馬の156.4%、秋田の130.0%など高いところがある反面、かなり低い警察もあり、あまりにも差がありすぎている。
青森が4.3%、福井が8.3%、福島が17.5%、奈良が18.5%、大阪の19.3%と続く。まだ1月であり、これからが腕のみせどころですよ。
これらは民家などに忍び込む侵入盗だが、昨年7月にJR博多駅近くの貴金属店に賊が入り6億円相当の金塊が盗まれる窃盗事件があった。犯人は警察官の服装をした数人の男だといい、その金塊の一部、4億円相当が換金されていたという。
被害に遭った金塊は被害者が山口県で購入しており、盗まれたのは福岡県、それが東京で換金されるなど事件関係地が広範囲に及んでいる。もはや事件には都県境なんて存在しない時代なのかも知れない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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