警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日 単位・レベル)
発生減るも検挙率下がる
【治安うんちく】
強盗事件と言えば思い出すのが平成23年5月12日に東京・立川市の警備会社の支店に男2人が押し入り、現金など6億4000万円が強奪された事件。国内の現金被害としては過去最高額と言われている。その強盗事件は近年、減少し続けているのだが…
千葉県船橋市の路上で帰宅途中の女性が男に脅され、現金約5000円を奪われる強盗事件が発生したが、犯人はまだ挙がっていない。
しかし、昨年1月に長野県諏訪市の貴金属店で発生した強盗事件で36歳の男ら3人が長野県警に逮捕され、昨年9月に東京・目黒区の公園で86歳の男性のバッグを奪おうと殴って逃げた63歳の男。そして中古車販売店の男性を呼び出して現金10万円を強奪したとして29歳の男2人が警視庁に逮捕されるなど2月に入って検挙が多い警察もある。
警察庁によると今年1月の全国の強盗事件の認知件数は116件で前年より10件も減少している。ランキングでは東京、大阪25件、神奈川と福岡が各14件、千葉が13件の順。
検挙率は24.5ポイントも下がって72.0%だった。ランキングは宮城の116.7%、兵庫の133.3%、愛知の122.2%など100%台の警察が10県あった。だが、低かったのは23.1%の千葉や33.3%の広島、50%の神奈川などと続くが、発生があっても検挙が無かった警察は5県警もあった。
歴史をたどると江戸時代は盗賊が強盗に変身する押し込み強盗が多かったと言い、徳川家の家紋である葵の紋を付けて強盗を働く「葵小僧」は、帰る際に女性がいると強姦するという極悪人だったらしい。
殺人に次ぐ恐ろしい犯罪であり、今年に入って検挙率が下がっており体感的に悪化しているようだが2月には増えるものと期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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