警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日 単位・レベル)
やはり高齢者対策が必要だ
【治安うんちく】
交通事故の発生件数、死者数などが1月の発生としては過去16年間で最も少なかったことが警察庁のまとめで分かった。しかし、産経新聞によると警視庁管内では踏み切り内に取り残され死亡する事故が2月だけで3件も発生するなど高齢者による踏切事故が多くなっているという…
警察庁によると今年1月の全国における交通事故発生件数は3万7720件で前年同期に比べて986件の減少。死者数は282人で同67人少なかった。
注目すべきは死者282人のうち65歳以上の高齢者は57.1%を占めていることだ。
状態別では全体の死者数の42.9%は歩行中。以下、自動車乗車中が37.6%、自転車乗用中が9.2%だった。自転車の死者数は65歳以上が69.2%を占めた。
死亡事故の類型別発生で最も多かったのは人対車両。路上で遊技中や作業中が119件もあった。子供達によるスケートボードやサッカーボールを使った路上での遊びなどを良く見かけるが大人による注意が必要だ。横断中の事故も86件と多い。
さらに、車両同士の事故では出会い頭が27件あるが、考えられない正面衝突は実に31件もあった。お年寄りが高速道路を逆送して事故を起こすニュースを見かけるが、本人でなく他人を巻き込むもので怖い。免許取得の条件を厳しくするなどはしているようだが、自動運転のできる世の中、出口を入ろうとした場合、サイレンがなるなどの工夫はできないものか?高齢者の踏切事故対策では障害物検知装置の導入を進めているが、警視庁は業者にさらなる高精度の装置導入を呼びかけているという。
ランキングでは愛知の3158件、大阪の2569件、福岡の2636件、東京の2495件、静岡の2413件の順。
死者数は茨城16人、千葉と兵庫が各14人、大阪と埼玉がそれぞれ13人と続いた。
内閣府は4月10日を「交通事故死ゼロを目指す日」として、国民ひとり一人に、交通ルールを守り交通マナーを実践するなど交通事故に注意して行動するよう求めている。しかし、今時、自分が悪くないのに事故に遭うケースが多く、気を付けようがない。毎日が「目指す日」であってほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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