警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、1日 単位・レベル)
ひったくりが増加
【治安うんちく】
今年に入って「ひったくり」が増えている。検挙率もアップしているが、発生があるのに検挙は0件という警察もある。これに対して警視庁はこのところ相次いで検挙しているのが目立った。
今年に入って警視庁は、昨年12月に東京・新宿区の路上で、原付バイクで追い抜きざまに女性からショルダーバッグをひったくろうとした少年ら2人を逮捕。
昨年4月に東京都足立区の路上で、オートバイで自転車の女性に近づき、「すみません」と言って自転車を止めさせて現金2万5700円入りの手提げバックをひったくった33歳の男が捜査3課に逮捕された。
東京・江戸川区では、高齢者が外出する際に使うシルバーカーを狙ってひったくりをしていた26歳の男が逮捕された。こうした逮捕が相次ぎ、警視庁の検挙率は77.4%と高い。
警察庁によると今年1月のひったくりの認知件数は285件で前年に比べて22件の増加となった。ランキングでは大阪の78件をトップに愛知の32件、東京の31件、神奈川の25件、埼玉の23件の順。
増加したのは大阪の21件、埼玉の8件、福岡の6件、奈良、宮城の各5件など。
検挙率は前年より0.7ポイントアップして37.2%だった。ランキングでは大分の200%、香川、愛媛の各100%、東京の77.4%、神奈川の72.0%と続く。
これに対して栃木、岐阜、奈良、山口、静岡、滋賀、和歌山、岡山、石川、高知は発生はあるが検挙は0件だった。来月に期待しよう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【東京体感治安判定方式】
刑法犯の発生件数や検挙率などの数値治安に対して、最近は「体感治安」と言う言葉が一般化してきました。辞書を引いても出て来ませんが、国民が体で感じる
感覚を温度に例え「体感治安」と名付けられたものです。平成7年に当時の警察庁長官だった國松孝次氏の造語とされています。「体感」はあくまでも体感であ
り、本来、数字で表すものではありませんが、あえて挑戦しました。内閣府の調査によりますと国民が治安情報を入手するのはマスコミということから、東京都
内発行の新聞の事件・事故の扱いから、感じる度合いを分析し「警視庁管内」の治安度数とします。
【基準値】
レベル5 治安情勢は最悪ポイント100〜80
レベル4 治安の悪化 ポイント 79〜60
レベル3 治安の悪化傾向ポイント 59〜40
レベル2 治安悪化の兆し ポイント39〜20
レベル1 平穏 ポイント 19以下
【ポイント概数】
テロ・無差別殺人事件等 80〜50
路上殺人や連続殺人・連続強盗・強姦 70〜60
広域重要事件 50〜40
肉親殺人事件(家族の皆殺し事件) 60〜50
放火殺人 50〜30
強盗殺人 50〜20
連続放火 40〜30
各項目に少年が絡む場合 +20〜10
犯人逮捕記事は上記のポイント総数から −50から10
その他、外的検討要件として外国や他県発生事件を判断基準に加えた。これら事件の新聞・テレビの扱い程度(新聞では1面か社会面か。扱い段数等)、ネットではブログニュースのアクセス人気度なども加えて総合的に判断した。
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