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2017年2月27日 (月)

嘱託警察犬と不明者捜す…「手がかり一つでも」(27日)読売

東日本大震災から間もなく6年。
 岩手県釜石市箱崎町の自営業金野伸明さん(66)は、自宅で育てている嘱託警察犬とともに、今も海岸で行方不明者の手がかりを捜し続けている。
 震災から5年11か月となる今月11日、釜石署が市内の両石町の愛の浜海水浴場付近で行った集中捜索に、金野さんはシェパードのナナ(メス、3歳)と参加した。ナナはにおいをもとに人を捜す足跡追及犬。「捜せ、ナナ!」という金野さんの合図で、ナナは小石や流木の間に鼻を突っ込んでにおいをかいでいった。やがて、石の下から大人の指ほどの大きさの骨のかけらを見つけた。骨は署員に渡され、不明者のものかどうか調べられるという。
 金野さんは、約40年前から警察犬指導手として、愛犬とともに事件捜査や行方不明者の捜索にあたってきた。震災発生時は揺れの後、当時勤めていた市内の職場から自宅の様子を見ようと車で走っていたところ、沖から迫ってきた津波を目にし、あわてて車をUターンさせて難を逃れた。高台の自宅と家族は無事だったが、生まれ育った箱崎地区は大きな被害を受け、親戚や知人が命を落とした。
 震災直後から自衛隊の要請を受け、訓練を積んだ愛犬と一緒に家屋の倒壊現場などに入り、捜索に協力した。被災者から聞いた「女房は見つかったけれど、子どもがまだ見つからない」「夫を捜してほしい」という切実な声が忘れられず、その後も仕事が休みの日など空いた時間を見つけては犬たちと海岸に行き、不明者を捜した。
 金野さんの親戚にも、まだ行方が分からない人がいる。金野さんは「待っている家族のために、手がかりの一つでも見つけられれば……」と思っている。
 かつては273世帯が暮らしていた箱崎地区は、震災で208戸が全壊し、47人が亡くなり14人が行方不明になった。今はかさ上げ工事が進み、災害公営住宅(復興住宅)もできつつあるが、住民の中には「もう海の近くには住みたくない」と内陸へ移った人もいる。
 金野さんは「ずっと海の近くで育ってきた私ができるのは、これしかない。犬たちとともに、元気なうちは捜し続けたい」ときょうもナナを連れ、海岸を歩く。
  ◇
 県警によると、県内では1月末現在も震災で1123人の行方が分かっていない。うち釜石市の不明者は152人に上る。http://www.yomiuri.co.jp/national/20170223-OYT1T50111.html

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