警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
重要窃盗犯も減少傾向続く
【治安うんちく】
治安情勢を左右する事犯に重要窃盗犯もある。侵入盗や自動車盗、ひったくり、すりを言う。その窃盗犯の認知件数が今年に入って減っているのに対して、わずかだが検挙率が上がっている。今年もまずは、好調な治安情勢である。
警察庁によると今年1月の認知件数は6983件で、前年同期に比べて663件の減少。ランキングでは愛知の773件、大阪の751件、千葉の547件、東京の528件、神奈川の448件の順。
全体的に減少傾向にありながら増加したのは東北の青森、岩手で各26件。以下、岐阜の31件、中国管区管内では広島がなんと42件も増えてしまった。そのほか岡山の17件、鹿児島の14件、佐賀の1件。
一方、検挙率は46.8%で前年に比べて0.9ポイントアップした。高いランキングでは大分の214.3%、滋賀の185.4%、山形の157.0%、秋田の130.0%、熊本の122.6%と続いた。以前の発生分を今年に入って摘発が進んでいるようだ。当然〝初荷〟はなんだっかのか…
これに対して低かったのは青森の4.0%、福井の15.4%、福島の17.1%、大阪の18.6%と続いたが、なんと青森は前年同期より71.0ポイントも減らして全国の最低の数字を出してしまった。
青森県警と言えば平成10年前後だったか、事件発生の目撃情報などを時間を追ってパソコンに入力し、犯人の行動が分かるシステムで警察庁長官賞を受賞したことを思い出す。今年は雪が多く苦労したのだろう。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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