警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(12、13日 単位・レベル)
不審者情報
【治安うんちく】
警視庁からの「メール警視庁」で最近多いのは不審者情報。重要事件に繋がる場合もあり、決して侮ってはいけない。
主な内容を拾ってみると次のようになる。
向島署2月9日午後6時10分ころ、墨田区立花5丁目の路上で、生徒(男)が帰宅途中、男に声をかけられた。
本所署2月9日午後3時50分ころ、墨田区江東橋4丁目のマンション内で、生徒(女)が下校途
中、男につきまとわれた。
四谷署2月7日午後2時30分ころ、新宿区四谷1丁目付近で、生徒(女)が下校途中、男に声をかけられた。「かわいいね」
高島平署2月8日午後1時50分ころ、板橋区大門の路上で、児童(男)が帰宅途中、女に声をかけられた。「つかまえるぞ」
石神井署2月8日午後2時40分ころ、練馬区西大泉5丁目の路上で、児童(女)が下校途中、男に叩かれた。
東村山署2月8日午後3時50分ころ、清瀬市旭が丘2丁目の路上で、児童(女)が遊んでいたところ、男に声をかけられた。「5000円あげる」
小松川署2月7日午後5時30分ころ、江戸川区大杉3丁目の路上で、児童(女)が通行中、男に体を触られた。
武蔵野署2月6日午後3時50分ころ、武蔵野市吉祥寺本町4丁目の路上で、児童(女)が下校途中、男に声をかけられた。「何年生?」
福生署2月7日午後5時50分ころ、西多摩郡瑞穂町大字石畑の路上で、生徒(女)が下校途中、男に声をかけられた。「小遣いあげるから遊ぼうよ」
単なる声かけのようだが、重大事件に発展する危険性がある。帰宅途中に街頭から連れ去られる略取誘拐事犯は地方を中心に多くなっている。
警察庁によると平成28年の認知件数は228件で前年に比べて36件の増。ランキングは東京29件、大阪27件、神奈川23件、埼玉15件、福岡12件。
増えたのは神奈川の14件のほか富山、石川、福井、岐阜など中部管区警察局管内で目立つほか青森、岩手、宮城など地方に多くなっている。刑法犯認知件数全体は減少傾向にある中で増加しているのが気がかりである。
検挙率は88.2%で100%台が28府県にも及んでいる。
昭和の時代は、「お菓子を買ってあげる」「カブトムシをあげる」などが誘い文句だが中には「お母さんが入院したので病院に連れていってやる」騙しの口述まで様々。そして今は、油断しようものなら無理矢理車に押し込む手荒い行為もある。
防ぐにはやはり地域の人々の見守りなどが必要だが、人通りの少ないところより多いところを通学路に選ぶか、できるだけ複数で登下校するなどの対策が必要だろう。
【事件】 13午前5時40分ごろ、東京・武蔵野市吉祥寺本町のホテルに刃物を持った男が押し入り、売り上げ金二十数万円を奪って逃走した。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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