警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル)
自損事故だけでは済まない
【治安うんちく】
昨年は高齢者による交通事故が大きな問題になり、運転免許証の自主返納が各地で相次いだ年だった。
静岡県内では昨年1年間に運転免許を自主返納した65歳以上の高齢者は、前年より1778人増えた1万2896人に上り、3年連続で増加した。その背景には高齢者ドライバーの事故件数が増加していることだ。
警察庁によると昨年(平成28年)の全国における交通事故件数は49万9232件で昭和56年以降で初めて50万件を割った。死者数は3904人で昭和23年の3848人に次いで少なかった、
死者数のランキングでは愛知213人、大阪161人、千葉185人、東京159人、北海道158人の順。
このうち65歳以上の高齢者死者数は2138人で、全死者に占める割合は54.8%。前年より0.2ポイントアップし過去10年間で最も高い数字となった。
こうした高齢者の運転免許証の自主返納を勧めるためサポート協議会も設立されており、返納すると定期預金の金利が高くなったり、高級ホテルではレントラン、ラウンジの料金割引、デパートでは商品の自宅への無料配送などの支援も多くなっている。
平成26年現在の65歳以上の運転免許証の所有者は109万人にも達しており、自主
返納だけでなく何らかの対策が必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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