警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
命の大切さ
【治安うんちく】
自殺者数が減少し続けているものの小・中学生のいじめによる自殺から警察官によるけん銃自殺など様々な分野において自殺者が出ている。
警察庁によると平成28年の全国の自殺者数(速報)は2万1764人。男性が1万5017人、女性6747人。ランキングでは東京の2215人、神奈川の1216人、大阪の1209人、埼玉の1193人、愛知の1178人の順。
自殺者数は平成9年まで2万人台で推移していたが同10年に3万2863人と3万人台になり、同15年には3万4427人と最多を記録。
年齢別にみると平成26年まで30歳代が6年連続、40歳50歳代が5年連続、20歳未満から20歳代が3年連続で減っている。70歳80歳代も減少傾向に転じている。
26年の動機別で最も多かったのは健康問題で1万2920人、続いて経済・生活問題4144人、家庭問題3644人の順。
人口10万人当たりの自殺者数のランキングでは秋田の31.86人、岩手の27.82人、宮崎の27.48人、新潟の27.42人、沖縄の27.21人と続いた。全国平均は22.91人で人口が最多の東京は28位の22.18人だった。
同様世界ランキングではガイアナ、北朝鮮、韓国、スリナム、スリランカと続き日本は28位。
5日付の産経社会面に涙の出る「命の話」が載っている。昨年11月に東京・板橋区の交番に勤める警視庁の巡査長が、踏切内に入っている男性を命がけで助けた。
実はその現場近くでやはり交番勤務の警部(後に2階級特進)が平成19年に踏み切り内の都民を助けたが、自らは命を失っている。
今回、救助した巡査長の頭の中には、自らを犠牲にして1人の人間を助けた警部の話しが残っていた。にも、関わらずその勇敢な行動は警察官の模範として永久に語り継がれることだろう。助けられた男性は「死にたい」ともらしたという。仕事と言えばそれまでだが命とはそれぼど大事なものだ。
【事件】 5日未明、東京・練馬区で自転車などが燃える不審火が3件相次いだ。3件は半径20㍍ほどの範囲で起きており、警視庁が放火の可能性もあるとみて調べています。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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