警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日 単位・レベル)
自動車盗は減少傾向が続く
【治安うんちく】
千葉県野田市の中古車販売店から車を盗んでいた46歳の男ら3人が逮捕された。盗みの移動に偽造ナンバープレートを付けるなどして犯行を繰り返していた。被害は関東や東北の7県に及び、被害総額は2億4000万円にのぼるという。
広域自動車窃盗団―久しぶりに聞く泥棒集団だが、平成13年には6万3275件も発生したため、電子式自動ロック装置であるイモビライザーまで登場。翌年の14年には6万2673件に落ち、以降、減少傾向が続いている。
警察庁によると昨年(平成28年)の自動車盗の認知件数は1万1655件で前年より2166件の減。ランキングでは茨城の1580件、大阪の1577件、千葉の1539件、愛知の1349件、神奈川の639件と続くが、全体的に減少しているものの長崎が11件、群馬9件、佐賀6件など微増だが地方で増加傾向にあるようだ。
検挙率は49.0%。ランキングでは福井の143.8%をトップに富山の115.8%、京都の99.4%、山口の94.7%、埼玉の91.3%の順。
一方、低かったのは岐阜、三重の17.0%、大阪の20.4%、群馬の21.6%、栃木の24.8%と続いた。
自動車盗全盛時にはロシア人などが絡み富山港から密輸出するなど、ピッキング盗などと合わせて〝泥棒天国〟だった。それが昨年は6分の1近くまで減っており、警察の取り締まりと業界など民間人の努力の賜か?
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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